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しにふぃえの雑記、或いはネタ。


2016-10-19 響け!ユーフォニアム聖地巡礼

[聖地巡礼][響け!ユーフォニアム] あすか先輩と花火の舞台へ行ってきました。

写真1 参照用キャプチャー画像1
花火を一人眺める先輩の心中を考えると思うところもあるのですが、印象的なカットですね。


舞台を訪れたのは秋も深まった頃だったのですが、結構蚊がいて大変でした(^-^;

あすか先輩推しです。

今後も、あすか先輩の登場舞台を中心に巡礼して行きたい所存。

参考までに、上記の舞台はここ(googlemapsへのリンク)です。





あと、何故わたしが今更ユーフォニアムに舵を切ったのか、の言い訳が下の方にあります。
戯言を読みたい人はどうぞ。















(ここ空白)












※はじめに

これは議論を想起するものではなく、個人の言い訳的なものですので、御留意下さい。(おやくそく)

響け!ユーフォニアムについて

さて、私はこれまで「響け!ユーフォニアム」(以下、単にこの作品とさせて頂きます。)については、各所で否定的と迄は云わないまでも、感想を聞かれれば「共感できない」旨のコメントを行ってきました。
それは、個人的な体験に基づく否定であり一般化するつもりは毛頭ありませんが、私の対応の変異については一応書かせて頂こうと思います。

まず、私がこの作品にハマれなかった(共感できなかった)のは、単純に、この作品のひとつの軸がコンクールでの勝利、そして全国大会への出場という”勝ち負けのある世界”を軸に行われること、そして主人公達の価値基準の一つになっているという点でした。
(軸は”麗奈と久美子の引力”だろうJK!という主張も、一般論として広く存在することは承知しておりますが、今般は論じないこととします。)

さて、基本的に私は”芸術では競うべきではない”と考えてます。

これは私が、美しいという価値が普遍であるとは思っていないこと、また広く言えば価値観の多様性を重視する立場にあるからです。無論、絵画や彫刻、そして文芸なども”芸術”の軸で語るなら同じに考えているところです。

私の学生の頃(遠い昔の話ですが、)当時の高校文化祭県大会でのこと、私も演劇のお手伝いで関わっていたのですが、その中で、ある学校のとても素晴らしい演劇を観ることが出来ました。
その演劇は、他の学校の演劇が普通にストーリーを演じる中で、ミュージカル仕立ての非常にメッセージ性(それもアンチな)に富んだものでした。私の感覚では前衛的と言っても過言では無いものでした。
私はその演劇に強い衝撃を受け、この作品を他校ながら力一杯に絶賛しました。

が、結果は金賞には遠く及ばず、確か審査員賞的なものを貰ったと覚えております。
(なお、うちの学校も賞を貰ったと記憶してますが、そんなことから何賞だったかすら覚えてません(苦笑)

その時の顧問の先生から聞いたのが「こういう作品は(審査員)受けが悪いんだよな」という話でした。

翻って、この作品で描かれる世界は、その緻密な背景描写(これはこれで凄く魅力的ですが)も相まって、極めて現実的な世界観の中で繰り広げられて行きます。
一期では”ゆるい部活”を志向する生徒との対立があったことが語られますが、この時点ではあくまでも傍論で、主軸は彼ら・彼女らがコンクール予選での勝利を目指す、そして成し遂げる物語が描かれたと理解しています。

目的をもって何かを成し遂げる姿には、確かに共感するものもあり、その中で描かれる個々(キャラクタ)の人間性には惹かれるものもあるのですが、こと主軸である”コンクールで勝ち進む、又は勝つことを目指す”ということに主人公達が盲目的であること(注:これについては後述します)や、それを目指す方向(或いは指導する教師の方針)が”既存の美しいと評価される演奏の延長にしか無い”ことが私には不満を通り越して”不快”でした。

創作された物語(アニメ)に何を熱く語っているのか、と思われるでしょうが、これだと現実のとおりじゃないですか!

創作なんですよ、「現実的じゃ無いが現実的な世界」みたいなのも描けた訳ですよ。

確かに広く一般に共有可能な既存の世界観(や価値)を基礎として、その上で物語を描いた方が受け入れられやすいと言うのは理解出来ますし、この作品が緻密かつ綿密な取材とロケハンに基づいて、現実世界の上に虚構を組み立てているのは理解しています。

が、それ故に私はこの作品には共感することが出来ませんでした。

転換点

が、ここに来て一石が投ぜられました。
二期2話における鎧塚みぞれ先輩の「私は嫌い、結局、審査員の好みで決まるでしょう?」という発言。

これが作中で聞けたこと。
コンクールでの勝利とは別の価値観で音楽に臨む人が居るということが、公式に描かれたことで、私にとっての、この作品に対する姿勢を(少しではありますが)改めるに至りました。


原作は未読なので、これからどういうストーリーが描かれるか、彼ら彼女らがどうなるのか全然判らないところですが、普通じゃないエンディングを夢見つつ、現実を受け入れて行こうと思います。
(もしかして、二期ではコンクールは傍流のストーリーで、メインは人間物語になるのかな?)

※一期から十分に描かれていたじゃないか!おまえの目は節穴か!!と言われるかもしれませんが、、、まあ、言い訳なので(汗)

いずれにせよ、あすか先輩は素敵です。

おやくそく1

作品の舞台には、地元の方の生活圏、通行路、そして信仰の対象となっている場所がありますので、訪れる際には十分に留意しましょう(お約束)

おやくそく2

一部の画像を比較研究目的により原典より引用しています。

原典である作品の著作権(画像も含む)は©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会に帰属します。



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